スマホからパソコンを遠隔操作する:やり方と、できないこと
スマホはいつもポケットにあり、パソコンは家か職場にあります。スマホからそのパソコンへ直接入るのは可能で、しかもかなり実用的です。ただし何が快適で何が煩わしいかを先に知っておくのが前提です。
必要なもの
ちょうど2つ。
- つなぎたいパソコン:アプリを入れて起動したままにする。Windows でも macOS でも構いません。
- あなたのスマホ:Android でも iPhone でも操作する側になれます。iPhone はブラウザーを使うなら何も入れません。
同じ Wi-Fi に入る必要も、ルーターでポートを開ける必要も、IP アドレスを知る必要もありません。
3ステップ
- パソコンでアプリを開く。マシンコードと6桁のパスワードが表示されます。
- スマホでアプリかウェブページを開く。
- コードとパスワードを入力。パソコンの画面がスマホに出ます。
自分のパソコンなら、もっと楽な道があります。両方で同じアカウントにサインインしておくと、2台が互いを認識し、いつでも入れます。向こうに誰もいなくても、承認する操作は要りません。
指でデスクトップを動かす
ここが体験を左右する部分で、どのリモート操作アプリも妥協を強いられるところです。操作方法:
- タップ——その位置で左クリック。
- 0.5秒ほど長押し——右クリック。確認として端末が短く振動します。
- 1本指ドラッグ——相手のパソコン側でスクロール。
- ピンチ——拡大縮小。いちばん使う操作です。
- 2本指ドラッグ——手元の表示位置を動かすだけ。相手側には何も送りません
- キーボード——スマホのキーボードを出して、そのままパソコンに打ち込む。
いちばん効く習慣:スマホを横向きにすること。パソコンの画面は横長なので、縦持ちは自分で半分捨てているのと同じです。横向き+2倍程度の拡大で、たいていの作業には足ります。
快適な作業と、そうでない作業
正直に言えば、6インチは24インチの代わりにはなりません。実際に使った感覚で分けると:
| 快適 | できるが疲れる | 戻ってからにすべき |
|---|---|---|
| ファイルを開いて読む | 長い文書を書く | デザイン、動画編集 |
| 固まったソフトを再起動する | 項目の多いフォーム入力 | 精密なドラッグ&ドロップ |
| ファイルを別の場所へコピー | タブを大量に開くブラウジング | ゲーム |
| ボタン一つで処理を再開させる | ソフトのインストール | 複数ウィンドウを同時に見る作業 |
逆方向:パソコンからスマホを操作する
こちらを探している人も多いので、はっきり書きます。
- Android 端末は操作できます。アプリにユーザー補助(アクセシビリティ)の権限を与える必要があります。タッチ操作をシステムに送り込むソフトには、Android が一律に要求するものです。
- iPhone と iPad はできません。これは Apple の制限で、特定のアプリの能力の問題ではありません。iOS はサードパーティ製アプリに、画面全体の取得も操作入力の受け取りも許していません。すべてのリモート操作ツールが同じ線で止まります。
iPhone は操作する側としては完全に使えます。操作される側になれないだけです。
安全性について
自分の大事なマシンにリモート操作ソフトを入れる前に、必ず確認しておきたい点です。
- あなたが承認しない限り、あるいはあなた自身が設定したパスワードがない限り、誰も入れません。
- 承認するときに有効期間も選びます。停止するまで(既定)、15分、1時間、2時間、または1日。期限が切れると権限は消え、進行中のセッションも切れます。
- 操作されているあいだ、画面には常に消せない赤いバーと停止ボタンが出ています。
- 持ち主は、いま誰に権限があり、いつまで有効かを一覧で見られ、ワンクリックで取り消せます。進行中のセッションは期限を待たずに即座に切れます。
- 画面と入力はすべて2台のあいだを直接流れ、エンドツーエンドで暗号化されます。サーバーは内容を読めません。
回線が細いとき
モバイル回線では Wi-Fi より画面が眠くなります。これは正常です。効く手:
- 画質を下げる——文字は読めるままで、遅延がはっきり改善します。
- ボタンを数回押すだけなら、フレームレートを下げても失うものはありません。
- 本当に話す必要がない限り、同時にビデオ通話をしないこと。