UltraViewer に似ていて、業務でも無料のままのリモート操作ソフト
ベトナムでは、リモートデスクトップが必要になったときの既定の選択肢が UltraViewer です。ベトナム語の画面、小さなダウンロード、そして誰もが人に教えられる。同じようなものが欲しいけれど業務利用のライセンス問題は避けたい、という場合に、両者が実際どこで違うのかをまとめます。
共通しているところ
どちらも同じ問題を同じやり方で解きます。助けが必要なマシンがコードとパスワードを表示し、手伝う側がそれを入力すればつながる。アカウント作成もメール招待も不要で、同じ LAN にいる必要もありません。どちらもファイル転送ができ、作業しながらチャットもできます。
つまり、電話越しに家族へ案内するときの台詞は同じです。「そのソフトを開いて、上に出ている番号を読んで」。
意味のある3つの違い
1. 個人と業務の線引き
UltraViewer は個人利用が無料で、企業向けにライセンスを販売しています。妥当なビジネスモデルですが、意識しておくべき境界ができます。顧客サポート、会社のマシンの修理、数十台の管理は、有料側です。
Chat Remote はその線を引きません。仕事を含めて無料、セッションの時間制限なし、台数制限なし、機能を解放する有料版もありません。
2. データが通る経路
これは技術的な違いですが、上の点を成り立たせているのがこれです。
Chat Remote は P2P で2台のあいだを直接つなぎ、内容は両端だけが持つ鍵でエンドツーエンド暗号化されます。サーバーがやるのは一つだけ、双方が互いを見つける手伝いをして脇にどくこと。画面を中継せず、メッセージを読めず、送ったファイルも保存しません。
あなたにとっての実際の効果:ネットワーク的に近ければ画面が滑らかになり、信頼すべき仲介者がいないこと。作り手にとっての効果:利用分数に比例する帯域コストがないので数える理由がない——だから1点目が成立します。
3. インストールが要るかどうか
UltraViewer は両側に必要です。Chat Remote は操作される側だけ。自分が座っているマシンはブラウザーだけで、インストールもアカウントも要りません。
これは聞くより重要です。カフェで借りたノートパソコンを使っているときに家族から修理を頼まれても、ブラウザーを開けばそのまま作業できます。他人のマシンにソフトを入れる必要がありません。
対照表
| UltraViewer | Chat Remote | |
|---|---|---|
| 仕事での利用 | 有料ライセンスが必要 | 無料 |
| インストール | 両方のマシン | 操作される側のみ |
| ブラウザーから操作 | 不可 | 可 |
| スマホから操作 | 不可 | 可(Android・iPhone) |
| 操作される側になれる OS | Windows | Windows・macOS・Android |
| エンドツーエンド暗号化 | 公表なし | あり、鍵は両端のみ |
| 音声・ビデオ通話 | なし | あり |
| ベトナム語画面 | あり | あり、他に7言語 |
UltraViewer のままでいい場合
公平に言えば、乗り換える必要がない場面もあります。
- 私的に、ときどき使うだけで、問題なく動いている。
- 家族も同僚ももう慣れていて、教え直す手間のほうが大きい。
- すでに法人ライセンスを購入し、払った分を使い切っている。
乗り換えたほうがいい場合
- 仕事で使っていて、ライセンスの話に煩わされたくない。
- スマホから、あるいは自分のものではないパソコンから入りたい。
- つなぎたい相手が Windows ではなく Mac や Android。
- セッションの中身を誰のサーバーにも通したくない。
試すのにかかる時間
- 自分側:ブラウザーでウェブ版を開く。インストールも登録も不要。
- 相手側:アプリをダウンロードして実行。マシンコードと6桁のパスワードが出ます。
- それを入力。以上。
操作される側には常に、消せない赤いバーと停止ボタンが出ます。持ち主はワンクリックで切断できます。毎回の承認なしに自分のマシンへ入りたければ、両方で同じアカウントにサインインしてください。互いを認識して、そのままつながり続けます。