UltraViewer の macOS 版:なぜ存在しないのか、Mac を遠隔操作するには何を使うか
職場で UltraViewer に慣れ、今度は自宅の Mac につなぎたくて macOS 版を探している。短い答え:存在しません。そして非公式ビルドで信用できるものもありません。この記事では現状をはっきりさせたうえで、実際に目的を果たす方法を示します。
推測ではなく、確認した事実
2026年8月28日時点で、公式ダウンロードページ ultraviewer.net にあるのはファイル1つだけ——UltraViewer_setup_6.6.133_vi.exe、Windows 用インストーラーです。トップページには「すべての Windows OS に対応」と書かれ、Windows XP から Windows Server まで並んでいます。macOS の項目も .dmg も、Mac 向けのものは何もありません。
なぜ Mac 版がないのか
手抜きではありません。操作される側のマシンには2つの能力が要り、OS ごとに与え方がまったく違います。画面全体の取得とマウス・キーボード操作のシステムへの注入です。Windows では一組の API ですが、macOS ではシステム設定の2つの別々の権限(画面収録とアクセシビリティ)に加え、Apple による署名と公証がないとユーザーの手元で起動すらしません。
つまり Mac 版を作るのは、再コンパイルではなく中核の書き直しに近い。多くのリモート操作ソフトが Windows で止まるのはまさにそのためです。
あなたが本当にやりたいこと
| やりたいこと | 可能か |
|---|---|
| Mac に座って Windows PC を操作する | 可能。Mac 側に入れるものはない |
| Mac に外から入る(Mac が操作される側) | 可能。Mac にアプリが必要 |
| Windows に座って Mac を操作する | 可能。双方向とも動く |
Chat Remote は3つとも可能
Chat Remote には本物の macOS 版があります。Apple シリコン(M1・M2・M3 以降)と Intel Mac の両方に対応し、macOS 13 Ventura 以降が必要です。業務利用も含めて無料。
Mac が「自分が座る側」の場合
入れるものはありません。ブラウザーでウェブ版を開けば、Windows マシンでも別の Mac でも Android 端末でも操作できます。アカウントも不要です。
Mac が「入られる側」の場合
- macOS 版をダウンロードし、展開して
ChatRemote.appを「アプリケーション」にドラッグします。 - 初回起動後、システム設定 → プライバシーとセキュリティで2つの権限を有効にします:画面とシステムオーディオの収録とアクセシビリティ。有効にしたら Cmd + Q で完全に終了して開き直してください。
- アプリがマシンコードと6桁のパスワードを表示します。入る人にその2つを伝えます。
macOS が理由を言わずに止めてくる箇所も含めた手順は macOS でのダウンロードとインストール にあります。
Mac 版がある以外に、UltraViewer と何が違うか
- 業務利用も無料。UltraViewer は個人利用が無料で企業向けにライセンスを販売しますが、Chat Remote はその線を引きません。
- 自分が座るマシンにはインストール不要。ブラウザーで足ります。
- データは2台のあいだを直接流れ、両端だけが持つ鍵でエンドツーエンド暗号化されます。サーバーは双方を引き合わせて脇にどくだけ。
- スマホからも操作できます——Android でも iPhone でも。
詳しい比較は Chat Remote と UltraViewer に。
UltraViewer をやめる必要はありません
職場の Windows マシン向けに問題なく動いているなら、そのままで結構です。2つを併存させても衝突しません。UltraViewer が届かないところ——Mac、スマホ、そして自分のものではないパソコンに座っているとき——に Chat Remote を足してください。